吉祥寺ツアー:井の頭公園通り





吉祥寺文化村計画のひとつ「吉祥寺ツアー」で今回は、井の頭公園通りを歩いてきました。

6月半ばの梅雨の時期、きっと雨だろうと思っていたら、朝からいいお天気でお散歩日和になりました。
梅雨の晴れ間の吉祥寺ツアーレポートです。

井の頭自然文化園向かいの少し細い道を入っていくと、井の頭公園通りにつながっています。
曲がりくねった細い道を、車がすれ違ったり前から自転車が来たりと歩くのも要注意です。
少し歩くと、昔風のかわいい汲み上げ式ポンプを発見。ポンプを押すとほんとに水が出てきました。(飲み水ではないそう)
隣に咲いていた白い紫陽花もきれいです。

もう少し歩くと、公園通り商店街に入ります。
肉屋さんとかクリーニング屋さんとか、日々の生活に欠かせないお店が軒を連ねています。
そんな中に今回のツアーで行きたかったカフェ「Room1022」もありました。古いアパートの1階部分を使っていて、気をつけていないと見過ごしてしまうくらい、道になじんでいます。
ちょうどその日はお休みの張り紙が出ていて中には入れませんでしたが、また今度ゆっくりお茶を飲みに行きたいです。
さらにもう1軒、伊勢丹FF館に入っているケーキ屋さん「オオサワ」がありました。こちらが本店なんでしょうか、知らなかった。
オオサワで売っている「ガーナ」が好きで、よく帰省土産に買って帰ります。

この井の頭公園通りですが別名「弁天通り」とも呼ばれ、井の頭恩賜公園の中にある弁財天へ参詣する参道として江戸時代から使われていたそうです。
今でも黒門といわれる鳥居が残っていました。
電車が開通してからは吉祥寺の方から参拝する人が増えたので、そちらが正門のようになっています。が、それまでは牟礼や烏山の方から参拝にやって来ていました。
昭和10年代には千歳烏山から黒門まで乗り合いバスが折り返して走っていたとか。
商店街をぬけると「井の頭橋」交差点にぶつかり、下には玉川上水が流れています。
交差点から左に少しそれた所に「井の頭水源地」という看板がかかっていました。
柵の中にただマンホールがあるだけの場所ですが、この地下には非常用の水がたくさん眠っているそうです。
玉川上水沿いの土の道は緑の木々がこんもり繁っていて、見るから涼しげで暑さを忘れさせてくれました。
この「井の頭」交差点を越えたあたりから、どんどん住宅地の敷地が大きくなっていきます。
分譲地ではなく、代々続く地主さんのおうちだそうです。
一際目立っていたのが石井さんのお宅です。公園通り沿いに何百メートルも「石井」の表札が続きます。(3つか4つは見たかな)
生産緑地もあり、びわがなっていました。

そうこうしているうちに牟礼の団地に到着。
この後、三鷹台団地まで足をのばしましたが(新旧の公団が隣同士に建っていて、その対比がおもしろかった)かなり疲れていて、記憶があいまいになっています。
吉祥寺から牟礼の団地まで歩くとかなりの距離だと身にしみて実感しました。
やはりバスは必需品ですね。(イケダ)
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